洗濯機を2階へ置くのなら…


浴室の間取りで失敗例があります。

洗面所や脱衣所、浴室、洗濯機の間取りはたいてい
1階に設けますよね。

この中で洗濯機のみを2階に置くという例です。

通常、新築時の間取りづくりでは、浴室と洗濯機をセット
で考える場合が多いもの。

洗濯物を干すのは、主に2階のベランダや窓際であれば、
洗濯物を取り出して干す…
という動線を考えると、洗濯機を1階に置くのではなくて、
2階に置くという考えからです。

たしかに2階に洗濯機を置けば、濡れて重くなった洗濯物を、
2階へ運ぶという、奥さんが一番苦労する労力が軽減されます。

でも、脱衣所や洗面台…それに衣類の収納に、
困ってしまうことになります。

だから、2階に洗濯機を持っていくのなら、水周りを全てを
2階へ持っていく…
そんな間取りづくりをした方がいいと思います。

浴室や脱衣所が1階にあるままだと、洗濯のために結局、2階に
持ち上がることになりますから…
手間は同じになるということです。

また、洗濯機はどうしても振動が発生してしまいます。

できるだけ振動などが少ない静粛性に優れたタイプを選んだり、
防振吊木」という振動を低減するものもありますから、
新築の設計時に、あらかじめ防振対策を施しておくことも、
いい方法だと思います。

→一戸建てとマンションの断熱性能の違いとは…
→生活動線を第一に考えると間取りづくりで失敗しない