窓のサイズや取り付ける位置を考えことは、間取りづくりの中でとても骨のおれる作業です。
リビングや部屋への日光の入り方は季節によって異なりますし、隣家との窓の位置関係も大変重要になってくるからです。
最近、間取りの失敗例として大開口の窓を取り付ける事例があります。
リビングの前に大きな窓を取り付ける…
そんなケースが増えているからです。
でも、この大開口の大きな窓は、本当に快適でしょうか?
家の中から外の景色がどう見えるかなど…
考え始めるときりがありませんが、とても注意が必要なことは大きな窓が道路に面していてケースだと思います。
なぜなら外から丸見えになるからです。
南側の道路が面している方向に、特に大きな大開口の窓が取り付けられていると、道路から丸見えになってしまい落着けないリビングになってしまいます。
日当たりは良くなりますが、目隠しなどの外構工事が別途必要になります。
窓が大きければ必ずしも開放的なリビングにならない…
そう思います。
特に都市型の住宅の場合、窓の大きさと開放感は、必ずしも比例しません。
窓が大きいことで、プライバシーが守れなかったり、不快な西日が入ってくると、結局はブラインドやカーテンで閉め切ってしまうからです。
一番にいい窓の配置は、適切な場所に、適切な大きさの窓があること…
これが大切だと思います。