新築時の失敗例として一番多いコンセントの位置と高さ

新築一戸建ての失敗として、ほとんど多くの方々が語られている失敗例があります。
それはなんとコンセントの位置と高さなのです…。

新築後、実際に生活してみると、電化製品を使用する時に、ここにコンセントがあればな…なんてことがよくあります。

逆にこんなところにコンセントは必要なかったな…なんてこともあります。

新築時には、家具や家電の具体的配置計画までできないのが普通です。
だから想像もしていないところにコンセントを配置してしまい、逆に後で後悔したり、使いづらくなることもしばしばです。

また、家具家電は増えたり使わなくなったりしますから、実際そこまで予想できないのが実情はないでしょうか。

ただ、一つだけ言えることがあります。
それは、コンセントの数を決める際は、現在ある電気製品の数で決めてしまうと必ず失敗してしまうということです。

新築設計時の基本のプランは、最低限のコンセント数でしかありませんので、費用が許す範囲で必要かなと思うところにコンセントを配置した方がいいのです。


そして、もう一つ重要なのがコンセントの高さです。
通常、コンセントの高さは床から約25cmくらいですが、電気製品によって必要な高さがいろいろあることを理解していた方がいいと思います。

例えば、洗濯機は105~110センチ、勉強机は70~90センチ程度が目安です。
利用する頻度が多い掃除機などは、抜き差しが楽なように床からコンセントまでの高さを30~40cm程度の高さにすると、かがむ動作なくてとても便利にプラグを差し込むことができます。

また、キッチンにある冷蔵庫用は、埃を蓄積させないようにコンセントの位置を見える高さにまで高く設置することが今では常識です。

このようにコンセントの位置や高さは、実際に体験してみないと分からないことがたくさんあります。でも、少しの配慮や使用目的に応じてコンセントの高さや位置を決めることで、使用時にかがまなくてもすむ…などの快適な生活を送ることができるのです。

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