2階リビングの間取りで実現するメリットと改善したいデメリット

最近は、2階にリビング・ダイニング・キッチンを設けた間取りプランもよくみられるようになってきました。
2階リビングの間取りづくりは、周辺環境や敷地条件、さらに住まいのプランニングにより、便利だったりそうでなかったりします。

これは本当の話です。

ですから、2階リビングのメリットやデメリットについて、一概には言えないと思います。
そんな「2階リビング」のプランのアイデアや工夫についてのメリットやデメリットについて、少しご紹介します。

2階リビングのメリットには、一般的に豊かな採光を確保できるので、とても明るい空間ができあがる…ということです。

一戸建ての敷地環境や周辺環境にもよりますが、天井をある程度高くとると、2階リビングはゆとりを感じる間取り空間になります。
1階に比べて2階は開放感のある眺望も得られますし、道路を歩く人たちや近隣などからのプライバシーも確保できる…これも魅力です。

また以外なメリットもあります。
それは寝室や子供部屋などの間取りを1階に配置するので、壁量が増えることで一戸建て自体の耐震性がとても高まる…そんな強度的な効果もあるのです。

2階リビングのデメリットは、何と言っても1階玄関へわざわざ階段を降りていく必要があることです。
若いうちはまだいいですが、年をとって高齢になったときの階段の上り下りを考えると、どうしても不安になってしまいます。
階段の上り下りは、暮らし体験の中でとてもきつい動作だと思いますから…。

また、1階の戸閉まり作業などや日々のゴミ出しも面倒になったり、一戸建ての構造によっては、キッチンやトイレなどの排水音が妙に気になるケースもあります。

このように2階リビングの間取りには、それぞれに一長一短です。
周辺環境や敷地条件、さらに家族構成やライフスタイルにもよりますが、将来の家族構成の変化や生活スタイルを見越して、プランニングすることが大切だと思います。

その上で「2階リビング」の間取りを取り入れたい場合は、より住まいを快適にさせるために、2階リビングのデメリットをできるだけ改善できるような住宅設備や間取りの工夫を考えることがとても大切だと思います。

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