家づくりの見積書の中には専門用語がいっぱい…

ハウスメーカーや工務店に一戸建ての見積もりを初めて依頼すると、建築用語、専門用語がたくさん見積書の中に記載されてでてきます。

その都度、営業担当者に各工事の内容を確認して教えてもらえればいいのですが、すべてを細かく知るには時間がかかりすぎます。

逆に詳しく知る必要もないのですが…
ただ、各工事が一体どのような作業をするのかだけを理解しておくことは、家づくりに失敗しないためにも必要だと思います。

そこで大まかの工事の内容について少し説明します。

・仮設工事(足場工事、養生、清掃かたづけなど)
・基礎工事(基礎コンクリート工事など)
・木工事(大工手間と材木、建材などで、プレカット加工賃金は坪当たり一万円前後です。)
・屋根板金工事(屋根工事、雨樋、金属工事など)
・外装工事(外壁工事など)
・木製建具工事(屋内建具工事)
・鋼製建具工事(アルミサッシ、網戸、雨戸、戸袋、ガラス工事など)
・左官工事(外部吹き付け、和筆じゅらく壁、基礎刷毛引き仕上げなど)
・タイル工事(浴室、台所、玄関のタイル工事など)
・内装工事(壁、天井クロス工事、フローリング、クッションフロアー工事など)
・塗装工事(内外塗装工事)
・電気工事(電灯、照明器具、コンセント、テレビ配管、アンテナ工事など)
・給排水衛生設備工事(給排水工事、蛇口、シャワーセット、便器など)
・冷暖房工事(冷暖房機器配管工事、機器取付工事など)
・住宅設備機器工事(浴槽、台所セット、洗面台、給湯器など)
・家具工事(作りつけの家具など)
・畳工事(畳工事のこと)
・ガス工事(ガス配管、ガスコンセント、メーター工事など)
・諸経費(ハウスメーカーや工務店の経費と利益等の事)

ざっとこのような工事があります。

ここで疑問に思われた方がいるかもしれませんが、諸経費という金額が見積書の中にでてきます。

これは工務店やハウスメーカーの利益のことです。
通常、利益率は10%前後と言われていますが、中には、諸経費として30%程度を計上しているハウスメーカーもあります。

この場合、見積もり上の諸経費は10%ですが、残りの20%は、各工事の内訳の中に潜り込ませているケースがあるので、施主が見積書を見て調べてもよくわからないことが多いのです。

その際は営業担当者に諸経費の内訳についてしっかり教えてもらうことが大切だと思います。


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