縦滑りだし窓のメリットを知っておこう!

最近の新築にはほとんど縦滑りだし窓がついています。

縦滑り出し窓が回転軸が垂直方向なのに対し、回転軸が水平方向になっているモノを横すべり出し窓といいます。

縦滑り出し窓は、全開状態にすると窓が90度になり、サッシの開口面積を最大限に解放できるのが大きな魅力の一つ。

今までの引違い戸タイプの窓だと、戸の開け加減を幅で調整できるのでいいと考える人もいるようです。
でも、最近では引違い戸を使用している新築をほとんど見ませんし、見た目にも恰好がいいものです。

実際の使い勝手ですが、縦滑り窓では90度回せば100%開けることができます。
しかし、引き違いだとこうはいきません。
同じ面積だと半分しか開けることができないからです。

だから、正面から風が吹いている場合、当然ですが開口部は縦すべり出し窓のほうが大きいことになります。
横から風が吹いている場合でも、引き違いの窓だとほとんど風は入ってきませんが、縦滑り出し窓なら、45度程度開けることで、窓に直接風を当てて室内に取り込むことができます。

縦滑りだし窓は、このように風の取り入れを上手くコントロールできるのです。

しかも、とても気密性に優れていることも、縦滑り窓の大きなメリットです。
寒い地域では窓の気密性がとても重要になってくるので、多くの場合縦滑り窓が家の窓として使用されていることをよく見かけます。

このように縦滑り窓は機能性の高い窓だということを知っておくと、新築一戸建て窓のプランニングに役立つのではないでしょうか。


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